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2009年4月

2009年4月30日 (木)

クドカンで始まりクドカンで終わった4月ーーー「R2C2」観劇

 当日券電話が無事につながり、パルコ劇場でメカロックオペラ「R2C2」を見てきました。チラシが面白そうでずっと気にはなっていたのだけど、パルコ先行等の抽選系先行ではずれ、カード会社先行は電話かけできない日にばかりぶつかり、チケット全然確保できてなかったので、当日券頼りだったんです。

 内容については・・・・・・・・・宮藤官九郎作品はラストのまとめ方がちょっとゆるいという方向で私の感想はかたまりつつあるかも。メタルマクベスではバーナムの森がどう描きかえられたかよくわからなかったし、蜉蝣峠の闇太郎と天晴の対決にはもうひとひねりあってよかったと思ってるし、テレビドラマでいえば「吾輩は主婦である」の最終週はもうちょっと盛り上げてほしかったし。R2C2についても、この終わり方でいいのか?というか、お話はちゃんと終わってるのか?副題の「サイボーグなのでバンド辞めます!」は結局何を意味するのか?

 とは言ってますが、馬鹿馬鹿しくて楽しかったですーーー。
 森山未來くんの舞台上での激しい動きがとても好きな私。彼が激しく踊って激しく歌って激しく頭をふって激しく床をころげまわると、舞台上に他に贔屓スターがいてもついつい彼を見てしまう・・・・・・というようなことをメタルマクベスでやってた私。彼の動き方が目をみはるほど綺麗なのですもの。センターで他の人がお芝居している時でも彼が出てたら彼ばかり見てました。動きが封じられてない場にいる時の彼は見ていて楽しい、美しい。カーテンコールでも楽しそうに弾けてましたね。他出演者にとっていじりやすいキャラで可愛がられていそう・・・・・・。

 渋谷の街に関するいろんな単語が出てきたけれど、大阪公演ではかわるのかな?

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2009年4月29日 (水)

彩雲国新刊簡単感想ーーー黄梁の夢

 5/1発売なら4/30ゲットかなあと思っていたのだが連休がらみで発売日が早まったのか、結局4/28夜にゲット。ライトノベル3冊を定価で一気買いだ。

 というわけで、雪乃紗衣「彩雲国物語 黄梁の夢」(角川ビーンズ文庫)の感想を簡単に。

 今回は読んでいてストレスが少なめな一冊でした^^;;;;;

 なんでストレス感じないか。
 静蘭の過去を扱った番外編、燕青の過去を扱った番外編、秀麗の両親の出会いを扱った番外編からなる短編集で、最近のストレスの最大原因である秀麗と劉輝の出番が非常に少ないから。なんで主役二人がストレスなのかはこのへんに書いたので省略しますが。

 前田珠子の「破妖の剣外伝 言ノ葉は呪縛する」では
「外伝とはいえ主役二人がほとんど出ないじゃないか。さっさと本筋をすすめろーーー」
といらっとしてしまった真っ当な読者をしていた私でありましたが、彩雲国新刊でのこの感想って一体・・・・・・。

 ストレスのもう一つの原因である文体悪化はあいかわらずではありましたが。会話文などにおける邵可の台詞、軽すぎ、ひどすぎ・・・・・・・。本編最終章において物語の鍵になるであろう人物の過去を描くんだから、文体をもうちょっと抑制してくれ、というのは言っても仕方ないことなのだろうか(泣)

 あらら、なんか愚痴ばかりになっているじゃないですか。
 愚痴じゃないこともちゃんと書いておきましょう。

 浪燕青はやっぱりいい男だなあ。このシリーズの中で一番いい男だと思うぞ。
 凄惨な過去を持ちつつも、苦悩や悲嘆に溺れることを自分に許さずに明るい笑顔を浮かべる豪放磊落な気性の男が好みの私です(#^^#)

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2009年4月28日 (火)

4月に読んだ本(物語)ーーーメアリ・リード、キャサリン・アンダーソン

○ミレイユ・カルメル「女海賊メアリ・リード」全4巻(草思社)

 昔「アンジェリク」を途中挫折した時にも思ったのだが。
 アメリカのロマンス小説ならぶつぶつ言いつつも読んだりする私だが、大陸のロマンス小説は徹底してダメなのかもしれない。もう期待しないようにしよう。

 翻訳者は「海に住む少女」を訳した永田千奈。こっちは、表題作のラストを荻田浩一のショーの演出で見てみたいなあと思う類だったんですけれどねえ、と全然関係ない感想も付け足してみる。

○キャサリン・アンダーソン「陽だまりの二人」(二見書房)

 原題 Sun Kissed
 ヒロインは牧場経営者で相手役は獣医。
 最近馬の話を読むのが楽しいのだけど(娘が乗馬好きなので)、馬が殺される部分はちょっと辛いかなあ。
 という印象が強く、ロマンス部分の印象はあまり残らなかったような気がしないでもなかったり^^;

○図書館で借りて読んだ本
●購入して読んだ本
◎図書館で借りた後に購入手続きした本

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2009年4月27日 (月)

4月に読んだ本(物語以外)ーーー雨宮処凛

雨宮処凛「排除の空気に唾を吐け」(講談社)
○雨宮処凛「怒りのソウル 日本以上の『格差社会』を生きる韓国」(金曜日)
○中西新太郎編「1995年 未了の問題圏」(大月書店)
○雨宮処凛「プレカリアートの憂鬱」(講談社)
○雨宮処凛・小森陽一「生きさせる思想 記憶の解析、生存の肯定」(新日本出版社)

 最近出版されてた物で図書館に入っていたものを一気読み。
 彼女の本は人気なのか、借りた本はどれも予約待ちで、貸出期間延長ができない^^;この分野の本では珍しいような気もする。それだけ不況が深刻ってことなんだろうなあ。

 一通り読むと、内容は基本的に同じ。とにかく、原稿の話、出版の話があればその機会は絶対に逃さず、主張を少しでも目につくようにとのことなんだろう。

 同じなので、時間がないからどれか一つに絞って読むというのなら、「プレカリアートの憂鬱」がこの中では一番おすすめかな。プレカリアートという語の定義づけを既にしていない本となっているけれど^^; メディアではほとんど報道されない、ぎりぎりの給与・金額でぎりぎりの生活をしている様々な立場の若い人へのインタビュー集。20代のシングルマザーの方へのインタビューの中で語られる母子家庭に対するトンデモ支援政策の話には、新聞などでは読んだ記憶がない呆れかえるものが沢山・・・・・・。マスメディアがどんどんひどいことになっていて、本当にほしい情報ってミニコミを探さないと得られない昨今だなあ、と改めて思う・・・・・・。

 巻末には50代前半のジャーナリストである森達也氏との対談。私は森達也氏の本も結構好きでよく読むのだけど・・・・・・・・・世代が異なると見えるものも非常に異なるのか、ものすごく噛み合わない対談。この噛み合わなさこそが、雨宮氏や彼女が知る人々の焦燥につながっているのだろうな。

 以前、現都知事との対談を見た時にも思ったけれど、予測される噛み合わなさに二の足を踏むことなく果敢に挑んで同じ主張を懸命に続ける彼女の姿勢が好きだ。同じことを考える人が多いからこそ、彼女の著書は支持されるのだろう。

○図書館で借りて読んだ本
●購入して読んだ本
◎図書館で借りた後に購入手続きした本

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2009年4月26日 (日)

ラストデイ

 安蘭けいが宝塚星組トップ最後の日。
 チケット入手はかなわなかったので大人しく家におりました(*^_^*)

 もともと、この手のプラチナチケットは自分とは無縁の世界のものだと思ってはいたので、比較的平穏な気持です。

「私は1996年の音楽座ラストデイも家にいたんだもん。あの時の切なさを思えばこれは平気」

ほしかったチケットを入手できなかった時、自分によく言い聞かせるセリフがコレ^^;
音楽座ラストデイって、私、妊娠3か月で体調いまひとつでね。立ち見に全然自信がなかったので、当日券の列に並ぶ努力すら放棄したんだった。だからあの時はラストデイの前日がマイ楽だったの。
「今はこの曲のあたりかなあ」
とか未練がましく家で歌ってましたが(笑)
「そんなことするくらいならせめて劇場前まで行けば?」
と夫には馬鹿にされてましたが(笑)

 それに比べると、本日は、買い物に行ったり仕事したり。

 とか書いていること自体が未練がましいかなあ、やはり(笑)。

 でもでもでも。

 贔屓のサヨナラショーというのは私とは無縁の世界のもの、と思っていたのに。
 東京ではかなわなかったけれど、ムラでは2連チャンできてしまったんだもの。
 まさかまさかの、友達が一枚ずつあててくれたサヨナラショー付き2公演。世の中に、こんな幸せって存在するものなのね(@_@ 念をこめながら抽選登録してくれることそのものの方が嬉しいとか思ったりもしたけれど、でもやはり、贔屓のサヨナラショーと退団挨拶を見ることが出来たのは本当に本当に幸せだった。

 そうそう、考えてみれば、今回の星組公演、自力確保した公演って、すべて2階席だったの。でも、友達があててくれたおかげでムラのOMC貸切はS席の通路際席(生徒さんがすぐそばを駆け抜けていく)で見られたし、東京でも楽近くになんと1階SSの通路近く席で見られたし。 
 それがあったからこその平穏な本日。
 ファンとしても恵まれた日々をおくれたし、友達のおかげであたたかく熱く幸せな気持ちをもらえたし。ここだけで終わる幸せではなく、いつまでもいつまでも思い出すことによって幸せだと思える幸せな時間をもつことができた。
 うん、本当に幸せな日々だった。

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2009年4月20日 (月)

「その男」観劇メモ

 東京芸術劇場中ホール2階席下手側サブセンターにて観劇。
(芸劇中ホールは上手ブロックとか下手ブロックは舞台が3分の1くらい見えなくなるけれど、サブセンターブロックのセンター寄りならばなんとかセーフなのだ)。

 主演者のお名前だけ見てみることを決めた舞台^^;
 池波正太郎の原作は、古本屋で事前購入はしたけれど結局読まずに劇場に行った。
 共演者のお名前もスタッフの名前もチェックしていなかった私って、もしかして相当に痛いみーはーファン?^^;

 芸劇観劇の楽しみの一つはロビーのお花を見ることでもありますよね。
 目立つ位置に、渡辺多恵子のものを発見。渡辺多恵子っていったらやっぱり少女漫画家の渡辺多恵子ですよね。

 さて舞台。20分と10分の休憩をはさむ全3部構成で1853年から1936年までの杉虎之助の人生が一気に描かれる。
 演出があまり好みじゃないというかたるかったりもしたけれど、私、結構この話のテーマは好きかもしれない。大きな時代の流れの中で生きているにもかかわらず、時代の本流にかかわることのできない男。かかわりたいという焦燥感もあるにもかかわらず、そうはあれない、そうは生きない、劣等感やら諦めやら決意やら誇りやら。

 そうした物語の流れの中でも上川隆也さんの立ち回りも二刀流もばっちり見られるわけです。剣を持った彼が動く姿はとても好き。ストイックな美しさなんだよなあ。

 池田成志さんの中村半次郎ってば、ここまで大きな役だったのね(笑)
 ええと、例えば宝塚的な表現で言うならば≪二番手≫に相当する役どころでの大活躍。
 登場する女性キャラクターは、いかにも男性が描きました的なキャラだけど、これは原作通りなのかしら?^^;

 ラストシーンの花吹雪が美しい。でも2階席の私の位置までは微妙に届かず。

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2009年4月15日 (水)

予想と現実が微妙に違った(笑)DTFトークセッション

 実は私、なんとなく今までのイメージから、トークショーに出る歌穂さんと圭吾くんって、「ツッコミ&ボケ」系で喋るんじゃないかと思ってましたよ。

 そんな思い込みを持って出かけた4/14の島田歌穂&吉野圭吾トークセッション付きの「ダウンタウンフォーリーズ VOL.6」。ショーそのものの感想はこっち

 違いました。
 「まわりに気を遣って気を遣って気をつかいまくる人」および「本人は多分なんかいろいろと気をつかっているつもりなんだろうけれど、なんとなくから回っている人」の組み合わせ・・・・・・・・。

 質問コーナーで「忘れられないハプニングはありますか?」との質問。何もこの日出なくたってというタイミング^^;
 「南太平洋」の場面の出ですさまじい勢いで転倒した歌穂さん。ひたすら謝り倒してました。その場面で相方だったタータンは、昔からハプニングに強い人ではないのでただ笑っちゃうだけになってしまい^^;(多分パニくって笑顔になっちゃったんだろうと推測しますが^^;) フォローを全部自分でまとめあげた歌穂さん。「もう一回やります」と言ってひっこんで上手から再登場したのは、やり直さないともう収集がつかないと判断したかららしい。舞台裏にいた圭吾くん達男性陣は、
「なんかすごい音がしましたねえ」
といった感じだったそうで。出の場面じゃないからフォローや遊びに走ることもできない。
「その後、皆で転ぶってのもやろうかなとも思ったんですが、さすがにやっぱりねえ」
一体忙しい早変わりのどこでそんなアホなこと考えているんだ? さらりとおっしゃるその台詞に絶句しましたよ・・・・・・・・^^;

 ちなみにこの質問への圭吾くんの答えの方は。
 ぱっと思いだせないらしい。それで、振り忘れの話とかを持ち出す。
  歌穂さんが
「あ、ここでしょう!」
と言ってタップの一部分をわざわざ踊ってくれたのに、
「いや、そこじゃなくて」
とあっさり流す圭吾くん・・・・・・・・。本人いろいろ気を使いまくっているつもりなんだろうけれど、こういうあっさりばっさりをやらかしてくれちゃったりするところがやっぱり圭吾くんだよなあ^^;

 vol.2での玉野さんとの二人でのかっこいいダンスシーンにおいて。
「あの頃はかっこいい振付とかもあったんですよ」
とか言いながら^^;(今はあまりかっこよくなくなってきているという嘆き(笑)を暗にこめているのか?)
 ダンス中盤で振りがすべてふっとび、後半はフリータイムにしちゃっていたといった話を披露。

 初演思い出話も出てましたねえ。
 この作品、ギリギリのギャグ、笑えるか笑えないかきわどい展開が多いじゃないですか。見ている私なんかも「これは笑えるけれど、この場面なんかは全くしゃれになんねえよ」とか思うことしばしばだったりしますが^^;
 演じている歌穂さんの方は気になって気になって気になって仕方なかったみたいですねえ。圭吾くんは気になったと話を合わせつつ、ちょっとは気になってたんだろうけれど歌穂さんほどに強烈に気になってたのかはよくわからんかったですが^^; どうもあのあっさりした反応には
(ま、笑えるところや踊りまくり歌いまくりもあるし、なんとかなるさぁぁぁ)
と作品そのものについてはさほど気にすることなく、ただひたすら自分の場面をしっかりこなす練習をすることにアップアップしながら没頭していたんじゃないかと想像されます^^;

 稽古場では客席の反応の予想がつかず、Vol.1のお客さんの反応を一つ一つ確認しながら、受けていることに安堵し、喜ばれていることに安堵し・・・・・みたいな感じだったらしいです。
「最後に『もう帰れ』なんてやっちゃいますしね」
もう帰れと出演者から出口を指さされるお客さんがスタンディングして喜ぶという事態、出演者達はとってもとっても嬉しかったというのもあるけれど、これが受けてもらえるんだととってもとっても安堵したというのもあった模様。

 それから、香寿たつきさんが今回北村岳子さんのかわりに出演ということで。
「香寿さんのファンの方も大勢いらしていると思うんですけれど、香寿さんのイメージを壊しちゃったりしませんでした?」
と、非常に気にかけている歌穂さん。
 話題にされたタータンは、後方カーテンの影から恥ずかしげにちらっと姿を見せました。
 まだ話題にされてない玉野さんは変な頭飾り(どの場面のだったかな、南太平洋かな?)をつけたまま、舞台奥を上手から下手に突っ切り、
「後で話しますよ」
「さみしがり屋なんですよね」
と舞台上の二人にコメントされてました。

 四人に共通する意外な共通点という質問には
「勝手なところ」
と突如コメントする圭吾くん。すぐには反応しづらそうな歌穂さん。稽古場面の話が例として出てきました。

 舞台を使っての稽古で皆がばらばらの場面を勝手に練習する様子。
 歌穂さんは一人台詞をさらったり歌ったり。玉野さんはストレッチをしながら喋りまくるらしい。その喋りにつかまっちゃう香寿さん。圭吾くんは玉野さんの喋りにテキトーに合わせつつ、≪一人にしといてくれ≫の意思表示のために途中で煙草を吸い出しちゃうらしい。

 稽古といえば、歌穂さんが、玉野さんに殺される場面の稽古についても語ってました。 とても人様にはお見せできない姿だと。
 胸とお尻をくっつけて。稽古ではカーテンなんてないからそのままの姿でやらなきゃいけなくて、とても恥ずかしかったらしい。
 お疲れ様です^^;
 ロビンちゃんだったのに、そういうことを考えるんだぁぁぁ^^;

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2009年4月14日 (火)

DTF役替わりバージョンを楽しむ

 「ダウンタウン・フォーリーズ vol.6」を青山円形劇場で観劇。
 終演後に島田歌穂さん&吉野圭吾くんのトークセッションが開催されることが事前にわかっていたので、一度きりの観劇予定はこの日に突っ込んだ。

 Fブロック。上手側から見る。
 吉野圭吾くんファン的には反対側ブロックの方がおいしいかもしれないなあ、なんて思ったりもしたのだけど、フィナーレの「もう帰れ」のところはFブロックを向いてのポーズだったので、一気に報われた気分になる(笑)

 今までのDTFについての感想はこれがVol3、これがVol4とこれが番外編「そっとおやすみ」のもの。Vol4はかなり素直に楽しんでますが、ほかの二つではめちゃくちゃ言ってますね、私ってば。DTFのシリーズについては、とても楽しいと思える時と、とてもついていけないと思う時とあって、その差異の基準は番外編での感想に書いた通り。

 今回の舞台は毒の部分が少なかったので、「それしゃれにならんよ」と憮然としてしまうこともなく、素直に楽しんでまいりました。ダンスも多かったし、歌も多かったし。

 北村岳子さんが出演しないことは寂しかったのだけど、代打で入ったタータン(香寿たつき)が実にいい仕事をしていて、DTFに新鮮な空気をもたらしています。ちなみに私、宝塚ファンでもありますので、香寿さんのことはタータンと呼んでおります^^;

 そうか、一人出演者が入れ替わるってこんなふうに楽しいことなんだ。
 去年Vol.5を見に行かなかったのは、吉野圭吾くんのかわりに平澤智さんが入ったことが不服だったわけでは決して決して決してなく、単にスケジュールの都合だったのですが、あああああああ無理してでも行っておけばよかった。平澤さんの舞台姿も大好きなのよぉぉぉぉぉぉ!!!!!とっても行きたかったのよ。「レベッカ」出演中で出られなかった吉野圭吾くんが感動して普段はあまりしないスタンディングをしてしまったという舞台。見たかったなあ。どんなふうに舞台の空気が違ったのだろう。次に吉野圭吾くんのかわりに誰かが代打に入るといった機会があったら絶対に逃さずに見なきゃ!と決意しております。できれば平澤さん呼んでくれるといいな。

 話を戻して、楽しかったVol.6について。

 冒頭の、歌穂さん指揮者シーンの後の能面アカペラタップ。
 他の出演者達が2002年からやってきている冒頭の能面アカペラの激しいタップを、一緒にばっちりこなすタータン。パンフには「こんなにタップを踏んだのは宝塚音楽学校以来」とあるけれど・・・・・・・・・・私は覚えているぞ^^; 宝塚雪組公演「LET'S JAZZ」でタータンが芯だったタップもどきシーン。あの録音付きのもどきシーンを見てしまっていただけに、DTFキャスティングを聞いた時には実は「?????」という部分もあった。DTFの冒頭アカペラタップは、観ている方は強烈に楽しいんだけどやっている方は地獄の大変さだと思う。違和感なくなじんでいるタータンにびっくり・・・・・・・。退団後、猛烈にタップの練習したんですね、あれは・・・・・・。

 終演後のトークセッションで、気配りのお姉さんの島田歌穂さんが
「香寿たつきさんのファンの方も大勢いらしていると思うのですが、大丈夫でしたか?今までのイメージを壊してしまうということはなかったですか?」
と、非常に下手に出ながら聞いていらしたのですが・・・・・・。
 自信持って大丈夫ですよ、タータンファンは必見舞台だと思いましたよ!>歌穂さん
 宝塚ファンは実力者でしっかり者の印象が強かったタータンだったけれど、この舞台では演出スタッフや島田歌穂さんに可愛がられ遊ばれているタータンが堪能できちゃう。
 「スーザンを探して」のタータンも可愛かったのだけど、かっちり役を作りこんでいるという印象で。一人で頑張ってしっかり作りこんじゃうタイプの役者さんなのだろうな。共演者とのやりとりの醍醐味までは感じきれなかったのだけど、DTFのタータンは、スタッフに愛されている!共演者の歌穂さんや玉野さんに可愛がられている!というのを感じます。可愛がられているタータン。宝塚時代を思うとなんだかとっても新鮮。

 姉妹場面。歌穂さん&北村さんだと、突っ込んではぼけ、ぼけては突っ込み、みたいな感じなんだけど、歌穂さん&タータンだと、はちゃめちゃだけど実は気配りたっぷりの姐さん&元気に明るく頑張る妹、みたいな感じ。新鮮で楽しい組み合わせでした。WSSのマリアとアニタの組み合わせよりもこっちの組み合わせの方が断然いい並びだ☆

 あ、そうそう、タータンが作りこんじゃうタイプと書いて思い出したのだけど。
 歌穂さんや圭吾くんは客席をしょっちゅうのぞきこんでは目線を投げかけてくるのだけど、タータンは宝塚時代からそうだったけれど、自分の世界に入り込んで舞台の世界に入り込んじゃっているから、円形劇場のすぐそばのお客さんのこともあまり見ないですね^^;そんなふうに入り込んじゃっている生真面目でちょっと不器用なタータンも可愛いです。

 タータンが出演ということで、「南太平洋」を元にした変なミュージカル場面があって、ここでタータンが男役もどきをやってます。この手のシーンって、宝塚をちゃかしているみたいで見ていて複雑な気分になることも多いのだけど、タータンって女の子としての可愛さと男役っぽさがいい感じで同居していて、可愛さの部分が特にこのところばっちり前面に出てくるようになっていて。だから、この場面も楽しく見られるものになっていました。
 「南太平洋」は「知っているけれど思い入れは全然ないわーーー^^;」状態の私、このパロディを一番楽しみやすい客だったかも。
 ところで、この場面の吉野圭吾くんのライアットの美しさに絶句(笑)舞台上の誰よりも美人さん・・・・・・・・・・(*_*)

 玉野和紀さんのカーネル・サンダースが踊るボレロももツボ。これでもかこれでもかといった足さばきのタップにはいつも惚れ惚れさせられますね。

 ここまでで長文になりすぎたので、楽しかった終演後のトークセッションについては、また改めて書きます。

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2009年4月11日 (土)

卯月

 もたもたしているうちに4月になっているじゃないですか。

 中学生の娘の入学式は桜満開でした。入学式シーズンに桜なんて何年ぶりかしら。
 家から約25分の道を元気に楽しそうに自転車通学しております。距離的には近いのだけど公共交通機関で行くとバス&電車という組み合わせになり高くついてしまうので、お天気の日ができるだけ続いてほしいものです。

○今月の観劇

蜉蝣峠(観劇済)
星組東京1回目(観劇済)
DTF
星組東京2回目SS
その男
星組東京3回目カード会社貸切

○今月見るテレビ番組

 臨場
 陽炎の辻3
 花咲ける青少年
 グイン・サーガ 
 スカイステージで星組退団者関係番組がいっぱい(@_@
 WOWOWで三谷幸喜作品もたっぷり。

 フィギュアスケートの感想をここに書かなくなって長いですが^^;(今季はストレスたまること多かったし^^;)Jsportsの冬のみ視聴は今年もやっております。今月下旬、世界選手権エキシビションの放映が終わったら解約して、また来年1月に欧州選手権合わせで契約しようかと。

 フジテレビ放映はストレスがたまるので世界選手権をJsportsで見られるのが本当にありがたいです。フジの男子は本田武志くん解説なのでまだききごたえがあるのだけど、世界選手権女子放映に関してはフジテレビをシャットアウトできるというのは実にありがたい^^;

○今月買う本

 スケジュール帳をチェックしていたら、今月は随分ライトノベルを買う予定がいっぱいある模様。
 4/28 伯爵と妖精、破妖の剣
 4/30 文学少女
 5/1 彩雲国物語

5/1発売日の本は多分前日には入手できるので、4月に買う本のくくり。
 破妖の剣の発売は何年ぶりだろう。ストーリーをかなり忘れている。

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2009年4月10日 (金)

アニメ版「花咲ける青少年」第1話を見た

 娘の入学式がらみで録画を再生する余裕がなかなかなく、1週間近くたってようやくアニメ「花咲ける青少年」の録画チェック。
「タイトルが好みじゃないから見ない」
と言ってた娘も何故か一緒に見る^^;

 冒頭。
 幼い花鹿&少年の立人&ムスターファの回想場面から始まるのですね。

「恋愛物法則遵守が来た!」
と思って笑いました^^;

 私が呼ぶところの恋愛物法則。
 複数のいい男が出る物語において、ヒロインが恋愛する場合、最終的に恋愛関係で終わるのは最初に登場した男であるべし。
 その方が、読み手は無用なイライラを抱えずにすむし、物語の全体構造を考えてもおさまりがよく見えるし。

 昔の少女漫画や少女小説はあまりそういった順番へのこだわりがなかったものが多かったような気がするけれど、最近の少女物は順番を意識しているものが多いですよね。昔に比べて読者がせっかちになっているのか?有吉京子の「SWAN」みたいに、真澄が最終的にくっつく相手の登場がコミックスにして8巻あたりだったなんて、今の漫画じゃあまりできなさそう。いがらしゆみこの「キャンディ・キャンディ」はその点法則遵守ではあったのか。私は、コミックス3巻で登場した男と最終的にうまくいってほしかったけれどね。

 アニメ版「獣の奏者エリン」でイアルを早めにエリンと会わせたのは、イアルをトムラよりも先に出しておきたいと制作者の誰かが考えたんだろうなと思ってる(笑)

 まあそんなこんなで、アニメ版「花咲ける青少年」の冒頭場面を見て、
「恋愛対象外だけど顔が可愛い寅之助を最初に登場する男性キャラとせずに、立人を先に出しておく必要があったのかな」
と思って笑ってしまったわけなのでありました。

 オープニング映像は好みじゃない^^;
 音楽は全般に、この後放映されるグイン・サーガの方がいいものが多かったような気がする。

 立人とハリーはもっと渋めの声が好みかな。
 特にハリー。山寺宏一ボイスあたりが希望だった私。彼の声ならかっこよくて渋みもあるし似合ってたと思うんだけどなあ。(「OZ」のネイトの声とか素敵だった☆)

 ところで、夫さがしゲームの話をハリーが花鹿に持ち出した時、見ていた娘が私に聞きました。
「それって、夫候補の男が花鹿を好きにならなかったらどうするの?」

「あ、そのへんについてはこれから語られるから」
と娘に答えたのだけど・・・・・・・・・・・・・三人とも花鹿を選ばなかった場合どうするかといった問題については語られなかったじゃないか?^^; 立人の
「花鹿を得られるなら・・・・・・すべてを捨て去るという男は今に大勢出てくるでしょうね」の台詞をここで抜いてしまっていいのか?
 
 さて、次回はユージィン登場ですか。フェロモン漂わせる声であってほしいものだけど、どうなんだろう。

 展開が早いから、途中オリジナルストーリーもいろいろ入ってきそうだけど、どういう作りになってくるのか楽しみ。

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2009年4月 1日 (水)

「蜉蝣峠」を観てきた

 赤坂ACTシアター1階前方センターブロックにて、「蜉蝣峠」観劇。
 ネタバレしまくり感想書きます。これからご覧になる方はご注意を。


 映像収録日で、カメラが多分全部で14台。
 サイドや最後列だけでなく、2,3列目あたりのセンターブロックにもカメラがどーんと入るのね。かぶりつきに近いお席をゲットできていても映像収録日だった場合は要注意ということか・・・・・・・。私のお席は通路より後ろで、舞台全体が見やすい位置だったから問題なかったけれど・・・・・・・・。

 いのうえ歌舞伎というよりは、西部劇もどきの雰囲気で始まる舞台。
 下ネタも内輪ネタも満載で、ここのイタの上の虚構世界といった開き直りみたいにはじまるのに、徐々に哀しみや残酷さが物語の中に入り込んできて、サスペンス仕立ての中で哀しさや残酷さが全開となっていき、いつのまにやら虚構であることを忘れさせられていく。

 サスペンスという意味では、ラストにもうひとひねりなかったのは残念ではあったけれど。そういえば「メタルマクベス」を見た時も、ラストのバーナムの森がよくわかんなかったのは不服だったのよ・・・・・・。
 今回の舞台、闇太郎が「思い出した!」と言った後、もう一回どんでん返しがくるかと期待した・・・・・・・・でもどんでん返しが来なかった^^; 「思いだした!」の叫び方がドラマチックだったので、展開がさらにドラマチックになるかと思ったのに。

 登場人物の中では、堤真一さん演じる天晴(あっぱれ)が好きだ。今まで彼が演じた訳の中で一番好きだったのは「アテルイ」の坂上田村麻呂だったんだけど、一番好きな役がかわってしまったじゃないですか・・・・・・・。
 彼の殺陣、大好き。右肩に剣をかけて立ってる姿がいい。豪快に剣を振り回した後に浮かべる陽気でありながら乾いた笑顔が好きだ。すそが乱れて豪快に太腿見せている姿が素敵だ。とにかく素敵だ。かっこよすぎる。

 天晴れとお泪(るい)の関係が好きだ。

 親を殺され、ろまん街で生き続けるお泪。幼馴染を待つ想いのみが自分の中の純粋な部分だから、その想いを捨てずに抱き続けるお泪。長い孤独の中で、自分を囲う男・天晴れに対して、諦めや恨みだけではない思いを抱くようになっているが、どこか刹那的なその男は彼女が欲する言葉を彼女には言わない。だから、蜉蝣峠の闇太郎がろまん街に来て、待っていた幼馴染にようやく会えたと思えた時、そして記憶をなくしているその男がそれでも彼女をストレートに想う言葉を口にする時、彼女の孤独感は溶けていく。闇太郎が口にした言葉は、彼女がずっとずっと求めていたにもかかわらず天晴れからは得られなかった言葉だったから。

 天晴れは闇太郎とお泪を夫婦とさせる。
 その後、天晴れは闇太郎に対し、何故自分がお泪と夫婦とならなかったかを語る。彼女は知らないが、自分が彼女の親の仇であるから、と。

 仇でありながら、彼はお泪を買ってお泪を囲っていたわけであり。
 でも、お泪への思いはストレートな罪悪感なんかでは勿論ない、心に闇を抱える男・天晴れ。
 真相が明らかになることによって。
 お泪が夫とした男が誰であったかが明らかになることによって。
 その男が誰であったかを天晴れが最初からわかっていたことすら明らかになることによって。

 天晴れのお泪に対する残虐さが明らかになるわけだけど。
 残虐にならざるをえないほどの衝動、諦めを豪放磊落に見える外見の下に抱えている彼。
 多分、お泪の仇だから線をひいていたというのも本当なんだろう。彼女との間に線をひきつつも彼女に見せていた男としての情もある程度は本当なんだろう。
 でも、すべてを笑いとばしたい残虐さもまた彼の一面であり、人生や世界をすべてぐちゃぐちゃにしながら笑っていたい残虐な絶望感が哀れでもあり。お泪に対して男としての情があったからこそ、沈黙と笑いの底にお泪に対する残酷な仕打ちをしたくなる、せずにはいられなくなるような部分もあったんだろうなあと想像する。

 といったようなことを感じていたので、闇太郎と天晴れの対決シーンのあたりに、もうひとひねりほしかったなあ、というのは残念ではあるんですけれどね。

 ラスト二場面がひたすらに美しい。

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