映画・テレビ

2009年11月26日 (木)

「白い巨塔」再放送---ものすごく偏った拾い見メモ

 唐沢主演版「白い巨塔」の地上波再放送。

 2003年秋からの初回放送ではあまり見てなかった。放映期間中がまさに、私自身がガンの疑いで検査通い→告知される→切除手術→抗がん剤、と大忙しの時期だったもんで、いまひとつ医療物のドラマを見る気分じゃなかったのだ。放映終了の約半年後、劇団☆新感線の舞台「SHIROH」で主演した上川隆也さん演じる益田四郎時貞を見てずぶずぶと彼の芝居にのめりこんでしまった私は、彼の出てるドラマをあれこれチェックすることになり・・・・・・そんな時にBSフジでの再放送があったので、録画してCMカットしてDVD保存。

 しかし。
 地上波再放送。何故か見てしまうのである。新感線での主演舞台「蛮幽鬼」は東京から大阪に行ってしまい、上川さんの土門さまはもう私は見られない。すっかり上川欠乏症。
 だからついつい録画して、一人の方にのみ集中するモードで見て消して・・・・・アホだわ^^;

 そんな状況なので、この文章は、ドラマ全体としての感想でなく、一部に偏りまくった感想となり果てております(笑)偏ると作品そのものからは感想がこうも乖離していくという見本みたいな妙ちきりん感想文・・・・・・・・・・・・・・・。


第11話 「天国と地獄」
11/11
11/10

 10話までの壮大な序章を終え(←壊れたファンの戯言)、11話は上川隆也さんの関口弁護士登場回。
 無精髭のお兄さん。
 矢田亜希子ちゃん演じる東佐枝子を短期アルバイトに誘い、長期の仕事を探しているという彼女に、世間知らずのお嬢さんに見えるから多分無理だろうと失礼なことを言い放つ。
 脚本家の井上由美子って、「ひまわり」でも上川さんにヒロインの世間知らずっぷりを嘲笑するキャラをやらせてたなあ・・・・・。嘲笑するけど、でもその嘲笑がかっこよいのだ。世間を知ってしまっていて、知ってしまった嫌な世間となれあってしまいそうな自分を自嘲する思いなんかもあったりするが、底に隠されているのはばりばりの熱血漢としての思い。


第12話 「捨て身」
11/12

 佐枝子がアルバイトをするつもりになった理由を聞く関口弁護士。
「最初はそのつもりではなかったのですが」
という彼女に
「が?」
と反応して続きを促すその反応。「が」の鼻濁音が何故かツボにはまる私。
 ≪一人で芝居する≫ってパターンにはならず、相手のリズムを見てそれにがっつり合った流れとリズムでお芝居する人だよなあ(#^^#)、と、こういう流れを見ているとしみじみすごいなあと思う。

 つまんない冗談を言った後、手を洗いながらこういう仕事には笑いも大切だ、と真面目なんだか不真面目なんだかわからない話をする彼は、手を洗った後、両手をシャツで吹くんだな。こういう姿に、目の前の世間知らずのお嬢さんを女として意識なんてまーーーーーったくしてないんだというのがほの見える構図をつくっているのも好きだな(笑)

 無精髭での登場も、一部視聴者に男女フラグなんて考えもさせないための一つの手段だったのかな。上川さんって、声もお顔立ちも、あまーい(#^.^#)感じがあるから、そのまんまで登場すると関口弁護士のイメージの立ち位置イメージかわる危険性があったのかも。


第13話 「カルテ改ざん」
11/13

 今回の主役さんは関口弁護士(笑)
 全21話のドラマの後半になってようやく出てきたくせに、いっぱしにヒーローしてます。おいしい役でしたね。
 リアルタイムでファンをしてたら浮かれてたに違いない私。

 手付金を分捕るだけでテキトーにすませる気だった案件に対して、佐枝子の「関口さんも最低の弁護士だと思います」という批判を経由し、証言台に立つ決意を伝える里見先生の決意に触れ、彼が裁判を起こすことに本気になるまでの過程が描かれる回。うん、主役よね^^;・・・・・・・と、彼ばかり見る一視聴者は戯言を言うのであった。
 

第14話 「母の涙」
11/16

 裁判開始。
 被告側証人を追い詰める関口弁護士の姿がかっこよすぎます・・・・・・・・・・・・。

 原告が証言台に立つ時について、シミュレーションをしない選択は疑問だけど^^;
 どのみち原告の彼女が傷つくのが事前にわかっているからこそ、事前には脅さないでおくという選択なのかなあ?????

 それにしても、ツボにはまるのは、書類を口でくわえる関口弁護士ですよ。
 シャツで手をふくだけじゃないんだな。


第15話 「判決」
11/17

 裁判のシーンって舞台の映像を見ているみたい。
 この台詞を聞きながら贔屓の役者がどういう思いを表情にしめしているかを見せて!と思うんだけど、カメラさんは別のところをうつす(苦笑)
 とはいっても、関口弁護士さんはドラマ後半の第三のヒーローみたいな位置づけだし、いっぱいうつしてはいただいてます。前回だったか前々回だったかの、「医療裁判で本当につらいのはね・・・・」と言ってその先を言わなかった彼の言葉のその先を見せてくれる回。

 関口弁護士は里見さんに絶対に絶対に証言台に立ってくれとは念押ししない。ただ信じて待っている。里見さんが証言台に立つことで彼が失うあまりにも大きなものについてきちんとわかっていながら待っている。そして「所詮医者なんて信じられない」と言う原告側の息子に対しては、皮肉な笑い声を出した後に、証言台に立つことで里見さんの失うものがいかに多いかは語り聞かせる。里見さんに対しては何も言わずにただ待っている。彼が来なければ関口弁護士だって失うものは多い。それでも彼はただ待つ。里見さんがたとえ来なくても自分は彼を非難はしないという覚悟さえ持ち、その思いは口にせずにただ待つ。

 里見さんの逡巡が基軸の回ではあったけれど、それを俯瞰できる所に立っている関口弁護士も辛い立場だなあ。

 しかし、今回は別のところにもツボが(笑)
 里見先生の選択しようとしていることに対して佐枝子が何か躊躇っている姿を、沈黙しながら鋭く見つめる関口さん。
 医療裁判をずっと手がけてきた中で人への鋭さがきれまくっている彼は、佐枝子が里見さんに淡い思いを抱いていることもここらで看破しましたな(笑)

第16話 「妻たち」
11/18

 原告側敗訴。関口弁護士が控訴のために出向くところでこの回はばちっと終わる。
 このドラマって、盛り上がるシーンでいつも唐突にストップさせてエンディングテーマが流れるわけだけど、今回のこのシーンの止め方が好きだな。


第17話 「一年後」
11/19

 控訴前に里見さんを訪ねた関口弁護士の憔悴っぷりが素敵です。
 何を見ても、素敵です、とか言っているかしら、私は(苦笑)
 裁判を引き受ける前の何か投げやりな飄々っぷり、裁判の最中の、毅然としたムード、とはうってかわって、憔悴を隠せず隠さずにいる。

 里見先生に証言をお願いしたことへの感謝の念と、迷う気持。
 何回か前に、こういったお仕事だからこそ冗談も必要と佐枝子に言ってた彼の気持を改めてかみしめる。一番辛い時がこういう時。

 でもそれならば何故彼はずっと医療裁判を専門にやってきたのでしょうね。
 大きな裁判で負けが続き、それでもなお、信念に突き動かされ・・・・・・。
 負けた大きな裁判の前に、彼を迷うことなく突き動かしていた何かが彼にはあったということなのだろうなあ。里見先生の立場に一番思い入れてしまうような何かが。

 ドラマ版関口弁護士を主役にしたスピンオフ作品の素敵な物が、どっかにころがってませんでしょうか^^;


第18話 「師動く」
11/20

 東先生を訪ねた関口弁護士VS東先生を訪ねて門前払いされた財前教授。
 この口論、関口さんの負け^^;
 虚しさをぐっとかみしめる関口さんの目の表情が好き。

 亀山君子を訪れる関口さん。
 「間違っていたらすみません」という前置きをしてから、彼女が大学病院をやめた理由についての推察を口にする関口さん。
 佐枝子とはじめて出会った時とかとはうってかわった、遠慮がちな低姿勢が素敵です^^;

 「袋小路だ、打つ手打つ手ことごとく封じ込まれていく・・・・・」
と佐枝子ごときに憔悴の表情を見せて弱音を吐く関口弁護士。こうまであからさまに弱った姿をさらけだすってことは、佐枝子はもはや関口さんにとっては≪佐枝子さんごとき≫じゃないんだなあ・・・・・・^^; 無力感に苛まれながら苦笑いする姿が素敵です。

 何見ても素敵です、とか、好きです、って言ってる馬鹿だ、私は・・・・・・。

第19話 「嘘だ!真実の叫び」
11/24

 この回って結構、脚本が微妙だと思うんですよねーー^^;
 原作の書かれた時代と今では抗がん治療はすっかりかわってしまっていることもあり、控訴審でのやりとりは原作のような再現をされるわけではなくかなり改変される。

 関口弁護士ウォッチ視点でいえば、前半部分は不満です^^;
 東教授に証人になってもらうことを裁判にどう生かすか、という点について、関口弁護士ってば無策なんだもん。

 世間知らずのお嬢・佐枝子が傍聴席から逃げるように退席するのも不満です。あんたはお父さまに証言台に立ってもらうことに関してその程度の覚悟しかなかったんか?^^; このドラマ版の佐枝子はどうも苦手な私。

「今日はすみませんでした」から「僕は戦い方を間違っていたかもしれない」の流れ。今さらかーーーってな感がある脚本。東先生が証言台に立ったことの脚本上の意義ってのは結局のところ、医者として患者と誠実に向き合う姿勢をがっちり見せることが患者側にとって一番大事だったということを示す流れなんだろうけれど。関口弁護士はその流れの中であまりにも無策なんだもん。

 里見先生と話す中で、医者が患者と≪話す≫ことの重要性に焦点をあてようと方針転換する関口弁護士。
 さて彼は次までに一体どういう作戦をたててたんだろう。
 どうも、この回の後半部分の関口弁護士は、状況の流れを見て対質尋問を突如提案したっていう感じであり、突如提案することを事前に計画していたというわけではなさそう^^;
 財前教授の母が傍聴席に登場→財前教授動揺→ケイ子にアイコンタクトをして母に退室してもらう。
 財前教授の動揺に気付いてこの一連の流れを鋭い目つきで見つめる関口弁護士。
 その鋭い目つきは素敵ではあるのですが。
 その直後に対質尋問を提案するってのはすなわち、財前教授が家族に対して抱いている思いを利用するとか、財前教授が今現在動揺している心のスキにつけこんで彼を心理的に追い込むとか、そういった流れであるわけで。
 ・・・・・・・・・・うわー、あざとい手口^^;

 被告側の国平弁護士もいろいろあざといことやってますが、関口さんだって相当なもんですわよ。こわーい戦いですね(笑)

 というか、財前教授にスキが見えなければ、結局今回も関口弁護士は、事前準備はなかったということだったのか?(笑)

 でも、鋭い目つきと明瞭な滑舌とよく通る鋭い声で、台本に書かれていたもの以上の心理をしっかり押し出しているであろう上川さんの演技にはやはり舌をまくものがあります。そして彼は、一人芝居にならず、相手のリズムに合った形でそれをしているなあ、と、彼の対峙芝居を見るといつもすごいなあと思わされてしまう私であります。


第20話 「最後の審判」
11/25

 裁判が終わると登場シーン激減するのね・・・・・^^;

 勝利の乾杯の後、佐々木母子を見る目がとっても優しいです。
 裁判中の鋭い眼光とはうってかわって、微笑みが目にもあらわれている。いい表情です。


第21話 「財前死す」
11/26

 少ない出番ながらも美味しい出番です。
 思いっきり、あてがきされてます(笑)
 上川さんならではの、若さやら甘さやらへのあてがき。

 お嬢さま・佐枝子への
「君と一緒にいると苦しいんだ」
っていう、思いっきり片恋っぽい台詞。
 お嬢さま佐枝子は、彼の言うところの、彼女がそばにいるとさぐりをいれてしまうからーーってな説明を額面通りうけとめているようだけど。
 男が女に対して、苦みをこめて言うところの「一緒にいると苦しい」って、はっきりきっぱり、恋愛記号台詞としか思えんのだが^^;

 このドラマの本筋を考えると、佐枝子と同様、関口弁護士の説明通りに彼の心情をうけとめてさらりと流す見方が正しい見方なんでしょうけれど。
 でも「一緒にいると苦しい」って、あの原作からなにゆえにあの台詞が登場する?(笑)ってな感じのあてがき台詞、あてがき状況ですよね?ね?ね?

 でもなあ、簡単に諦めないでもいいのに、と、つい妄想は続く。
 関口さんは、お嬢さま・佐枝子の片恋の相手を察してもいるだろうけれど、その人は彼女にとっては手の届かない人(=穏やかで幸せな家庭を持つ既婚のお医者さま)なんだから。お嬢さま・佐枝子がその片恋に区切りをつけて世界を見回せば、その自分に片恋している人に気付く可能性だってあるのに。
 その気づく可能性を、想定外のものとしちゃってる関口さん・・・・・・。所属する階層が違う、身分違いとして諦めたんでしょーか^^;


(まとめにならないまとめ・・・・・・・・妄想、ともいう)

 原作では関口弁護士は既婚者なんだよね^^; 
 家庭持ちでありながら、あんな勝ち目の少なそうな裁判やるってことは、共働きなのか金持ちなのか?
 医学については素人と言いながらも、ドラマ版よりも医学的に専門的なことにまでふみこんでいる仕事一徹男だし、バイトで佐枝子を雇ってるわけでもないから男女フラグなんてどこにもころがってない^^;

 しかし、ドラマ版の関口弁護士は独身だよね?(笑)
 女の影がまーーーーーったくなさそうな、仕事一筋男。

 だからやはり考えちゃうんだな。ドラマ版の関口さんが佐枝子に向ける気持ってのが、出会いからラストまでの間にどう変化していったのか、ということについて。

 佐枝子のことを≪東さん≫でなく≪佐枝子さん≫と呼ぶのは、≪あずま≫といったら東教授のこと、というお話上での重要な一点があるから区別してわかりやすくするためという演出上の問題だろうとは思いつつ・・・・・・・・・・・お話の流れの中で彼が佐枝子を≪佐枝子さん≫と呼ぶ姿を見せるのは、彼が佐枝子に≪世間知らずのお嬢さま≫といった感情以外のものを見せるようになった後ということもあり・・・・・・・・・・・・・深読み、裏読みをしたくならないってのは不可能です^^;

 考えてしまうからこそ、惜しくてたまらないのが、ドラマ版の佐枝子の行動。
 原作では世間知らずのお嬢様・佐枝子は、裁判で証言してもらうことをお願いするために亀山君子の家に足を運ぶ。お嬢様・佐枝子が住む世界とは別世界の環境にあえて足を踏み入れる彼女。

 ドラマ版でもそのエピソードを入れてほしかった。
 ドラマ版の佐枝子って、言葉だけの理想論娘で、そういうがむしゃら行動にまでは至らないんだもの。ドラマ版に上記エピソードが入っていれば、ドラマ版関口さんが佐枝子に向けてたであろう一方通行感情に納得がいったんだけどなあ^^; 女っけがない熱血一匹狼弁護士がうっかり別世界のお嬢さまに惹かれちゃった、ってのは、その手のエピソードさえ入ってれば思いっきり私好みの世界だったのに。。。。。。。。。それがひたすら惜しいっ!!!

 なんで、「白い巨塔」というドラマを見て感想のまとめを書くにあたって、こういう話題でしめることになってるんだか(笑)上川さんが素敵すぎるからいけないの^^;いい男が惚れる相手はいい女であってほしいのだ。

| | コメント (0)

2009年11月23日 (月)

「新・三銃士」ーーーアトスが素敵すぎるんですが

 人形劇「新・三銃士」が面白いとここで語りつつも、今まで録画を残してはいなかったのですが。

 今までの話が全部再放送ってのが、よりにもよって、第十四話の直後。
 この第十四話のアトスが!アトスが!アトスが!
 かっこよすぎーーーーーーーーーーーーーーー。

 いい機会なので、再放送を録画し、DVDに残すことに決めました(笑)

 アラミスのかっこよさというのは隙のないかっこよさなんだけど。
 アトスってのは隙がいっぱいあるオトコなんだよな。その隙のあるオトコっぽさが私の好みのど真ん中。

 ダルタニアンを怒った後・・・・・・あ、怒ったんじゃなくて、叱ったんですね、アラミスの話によれば・・・・・・・・年長者のくせに自分の側から和解する方向にうまくもっていけない不器用さ。
 必死で和解したくてアラミスに力づけられた後、ダルタニアンはアトスに剣の稽古をつけてもらうわけだけど。その剣の指南でアトスが言うことがかっこよすぎーーーー。後ろに下がってはいけない、逃げたいと思ったら前に出ろって。すごい、かっこいい、二枚目だぁぁ。声が山寺宏一さんってのもいいのよ。山寺さんの二枚目ボイスってホント、かっこいいんだよね。

 と思ってたら。
 二人の食事中の話できわめつけがきた。

「アトスさんは女の人を好きになったことはあるんですか」
「ある。遠い昔に一度な」
「へえ、そうなんだ」
「俺だって男だ。全身が燃え尽きるくらい人を好きになったことはある」
「相手はどんな人だったんですか」
「悪いがその話はしたくない」

 お馬鹿すぎる不器用さが切なくて素敵すぎるんですけれどーーーーーーー!?
 男くさいけれど不器用な男が、昔想ってた女を語るにあたって、その女をただ一人の女と表現する状況って、めっちゃ好みなんですけれど。どうしましょう・・・・・・・・。

 すっかりおちてしまいましたよ、私。

 自分が原作至上主義読者じゃなくてよかった・・・・・・・この先どうなるかさっぱり見当つかなくってわくわくしますもん。
 彼がひきずる想いが成就してほしいとは思わないけれど、なんらかの切ないシーンが後半で出てきてくれるといいなあ、と期待しながら楽しみにしておりますわ☆ 三谷脚本が構築する切なさの世界って好きだから、本当に期待してますよーーー。期待裏切っちゃイヤですよ^^;

(ところで、上記引用台詞を確認するために録画再生してたら、このやりとりが始まる時に出てきた店員さんのお人形のお顔に気付く・・・・・・某脚本家さんそっくり店員・・・・・・・)

| | コメント (0)

2009年11月16日 (月)

ドラマ「逃亡」視聴記

 ドラマ「逃亡」を見るために時代劇専門チャンネルを契約。
 以前、近所のレンタル屋にあったのだが、「いつか借りよう」「サービスの安い日に借りよう」とずるずる先延ばしにしているうちにお店の棚から消えてしまったドラマなのだった。
 教訓:見られる機会は逃さないようにしなきゃ!

 原作・松本清張。2002年放映のNHK時代劇。
 原作未読のまま見始める。

 主人公の源次がとても普通の人。元は貧しい農民で、年貢を払えず奪われた田畑(でんぱた)を取り戻すべく江戸にいるが、岡っ引きの梅三郎に身に覚えのない恨みを買われ、伝馬町の牢屋敷に投獄されてしまう。江戸に大火が発生し、入牢者は一時解放されるが、刻限までに戻らなければ死罪。牢を出た源次は、お仙という女が襲われているところを助けるが、それは梅三郎が仕掛けた『罠』であり、刻限までに牢に戻ることの出来ぬまま、役人にも梅三郎の手下にも追われる日々となる。正体の分からない人物たちに、助けられ、騙され、追われながら、孤独な逃亡生活を続ける中で、お蝶という娘と出会うが、源次を憎む男の手はそのお蝶にものび・・・・・・・・・・・・

 ええと、源次はとっても普通の人なんですが。
 武士ではないので帯刀はしてないわけですが。
 危機の中で、そこいらの棒やら竹を武器にして闇雲に振り回して戦ったりします。武器がない時は相手の懐にとびこんで刀を振る腕をとめようとします。
 運動神経がいい男として描かれているわけではないようなのですが、はっきり言ってめっちゃ強いです(笑)運と根性だけであそこまで戦えるもんじゃないわ♪

 逃げる時の走りっぷりも良いです。私は上川隆也さんの走り姿が好き。舞台では長時間走っている姿というものにはお目にかかれないので、ドラマの映像だとそういうものに出会えるのが嬉しいです。上川隆也さんという人は、若い頃特に何か運動をしていたわけではないとインタビュー等で答えてはいるようなのですが、何気ない動きがものすごく良い人。子ども時代に八王子の山の中でたくましく遊んだ成果ですか?

 つけ狙われるわけがようやく明かされるのは、全6話のうちの第四話。
 ここまで念入りに理不尽な思いをさせられ・・・・・・・・復讐心に猛り狂うことになるかと思ったが・・・・・・・・・・・。

 結局のところは、源次はとても普通の良い人であった。敵にまで認めさせてしまう、良い人。逃亡の中で災難に巻き込む人達にも、彼を助けてやりたいと思わせてしまうというのは、彼が良い人だからこそなのか。

 原作本にも今度手を出してみようかと思っておりますが、聞くところによると原作は後半の展開がかなり違うようで????

| | コメント (0)

2009年11月12日 (木)

ロンバケ再放送終わっちゃった

 1996年にはこのドラマが流行ってたんだーーー。

 流行に疎い私は、今頃になって再放送でドラマ「ロングバケーション」をチェックしていたのでありました。劇団☆新感線の舞台でヒロインやった人が二人出ていたから、というのがチェック理由。松たか子&稲森いずみ。

 でも、やはり松たか子は、ドラマよりも舞台だな。というか、このドラマの頃の松たか子って、まだ演技者としての本質を見せてない七光さんだったのかなあ。うまいんだけど、爆発的魅力の人とはこのドラマでは思わない。いつ頃化けたんだろう、この人は?そもそも楚々としたお嬢さんキャラというのが本質的には合わないというのもあるのかもしれないけれど。いや合わないってほどでもないかもしれないけれど、この人の魅力はやはり別の所だと思うの・・・・・・・・。

 稲森いずみは、変わった髪型で出てくることが多いけれど(漫画「花のあすか組」のミコのようだ)、オープニング映像のさらっと流したロングヘアが一番綺麗だ。ヒロインの南の後輩&親友。作りまくった喋り方をする、リアリティとは離れたところにあるクセや味のある役だけど、作りこみ過ぎという反感が妙に出てこない。演技力というよりは、この人自身の嫌みのない綺麗な持ち味ゆえなのかなあ。あまりにも綺麗な人だからついつい見つめてしまう。

 主役コンビの役者さんには特に思い入れがなかったのだけど。
 このドラマで見る主役二人はよかったなあ。
 キムタクの瀬名くん、積極的になれない優しすぎる男の子っぷりが可愛い。なるほどこれはファンが増えるよなあ、とよくわかった(笑) 私は男の子じゃなくて男が好きなので、ファンにはならないけれど、でも、彼に惹かれずにはいられない女の子の気持はやっとわかったというか。
 山口智子の南さん。かなり年下の男の子に対して、惹かれながらも気負ってしまったり素直になったりなれなかったり。豪快に見えて繊細な揺れ方が可愛かった♪

 主題歌も素敵だし、繊細で綺麗な曲が多い。サントラCDが欲しくなっちゃった。

| | コメント (0)

2009年10月23日 (金)

「新・三銃士」---うっかりはまってしまった人形劇を愛でる日々

 NHK人形劇は子ども時代にいくつか見ていておかしくない世代の私なのでありますが、人形劇放映タイムは、習っていた楽器の練習時間だったので、結局のところあまり人形劇という物に触れないまま大人になってしまっていた。

 それでも、三谷幸喜脚本というスタッフ名、戸田恵子、山寺宏一といった声優名に惹かれ、なんとなく見始めることに。
 NHKで今月放映が始まった人形劇「新・三銃士」。


 面白ーーーーーい☆。

 三銃士の原作は高校生の頃に少し読んだ。
 当時はダルタニャン物語全訳版が刊行されていたのだけど、とあるキャラが退場してしまったことが寂しくて、最初の2冊まで読んだ後は面倒になって、あまりちゃんとは読んでない。「鉄仮面」はそれでも一応読んだけれど、その他の部分は抜けたまま。とりあえず、今回人形劇化される部分については全部読んでいるはずではある^^;
 原作をそれなりに楽しんだとはいえ(某キャラ退場へのショックでその後を読みやめたというのは、愛着の一つの形ではありますよね?^^;)、原作至上主義になるほど読みこんだわけでもなく、ほどほどに活劇を楽しんだってな感じ。

 だから、人形劇で原作が脚色されまくったり、キャラが一部かわっていたりすることも、すんなりと受け入れて楽しむことが出来る。

 というか。
 原作より、面白くないか、この人形劇?(笑)

 原作は、こども向け抄訳はあるけれど、完訳で読むと決してこども向けではなく、大衆ターゲットの男性作家が書くからこその「????」という部分もあったりするんだけど、人形劇向けの脚色の中でそのへんが大変楽しく書きかえられたり流されたり。アトスとミレディーの関係なんかも、原作では「????」だったんだけど、人形劇版のこの二人の関係、かなり手が入りそうだな・・・・・・・・・。コンスタンスもイメージが違っているんだけど、可愛いよ、この生真面目そうなコンスタンス☆

 声優は7名プラス大御所ゲスト1名。7名があれやこれやの役を回している。若手新人声優をベテランががっちり脇固め。山寺宏一さん、戸田恵子さんは、かっこいい役を演じる時の声質がめちゃくちゃかっこいいので昔から大好きな声。私は、アニメ版「OZ」のネイトの頃から山寺宏一さんの二枚目声が大好き。エヴァンゲリオンはあまり好きな物語でないけれど、加持さんが大・大・大好きだった私。加持さんがステキに思える最大の理由にあのお声もある・・・・・・・。

 完全ガイドブックも買ってしまった。1000円だけど内容盛りだくさん。
 NHKドラマってこの手のガイドブックをよく出すけれど、人形劇で出すのははじめて?
 眺めるだけのつもりで見始めて結局は見入ってしまっているこの人形劇。それが作られるにあたって、人形劇を制作するとはどういうことか、操演するというのがどういったものなのか、細かくいろんなことを伝えてくれる一冊。各登場人物の紹介頁には、操演している方のコメントが綴られていて、これが新鮮。声優さんや演出家・脚本家のコメントや文章・インタビューがあるというのは当たり前のように読んでしまうけれど、操演する方のコメントなんていうのはなかなか読めないから面白い。人形役者で放送・映像だけで食べられる人はあまりにも少なく、人形の演出だけで食べられる人は希少価値だとか・・・人形劇ノウハウの継承と復活について熱く語られている。

 ガイドブックの中で、脚本家の三谷さんがダルタニアンの声の池松くんについて
「彼をベテラン声優陣のなかに放り込んだときの化学反応を見てみたい」
と考えていたというのを読んで、なるほどなるほどわかるわかる、となんだかものすごく納得。すごくいい人選だったと思う。その肝心の池松壮亮くんへのインタビューでは、今だから言えるけれどかつてないほど≪行きたくない現場≫だった、という正直なお言葉。声のテンションの低さへの自覚があって声に自信がなく、ベテラン陣との実力差にどっぷり落ち込んだらしい。でも、ベテラン陣に囲まれた中での彼の声は抑揚が少なめというか硬さというか、そういったものも感じるけれど、ぶすっと独り言をつぶやいたりぼそっと独り言をつぶやいたり・・・・・そういったちょっとした声に味がある。いい若者声の芝居をする子だなあ、と思った。

| | コメント (7)

2009年9月27日 (日)

ママパパ放映終わっちゃった

 WOWOWで全6回で放映していたドラマ「ママは昔パパだった」を娘と一緒に毎週見ていた。

 最初は娘と見る予定は特になかったんだけど。
 たまたま、娘が勉強疲れで休憩しにきた時間帯とドラマ開始時間帯が合ってしまい・・一緒に見始めちゃった娘(笑)

 しかし、これはなかなかラッキーな偶然だった。
 性同一性障害という問題、それへの差別について、そもそも差別とは?といったようなことに関し、中学生の娘と一緒にいろいろ考えてみるために、ものすごくいいきっかけになった。
 テーマは真面目なものだけど、主人公の仁美の戸田恵子がいい感じに明るさと軽快さのある演技者だから、とてもいいバランスになってたと思うし。

 そしてなんといっても・・・・・・・・・・・仁美のお隣に引っ越してきた、一人娘のいるやもめのパパさんの有馬さんを演じる吉田栄作が素敵でね。思春期の娘のおませな言動への対応とか、すごくいい感じに演じてる。吉田栄作って、若い頃よりも年を重ねてからの方が断然素敵になってると思う。そういえば「柳橋慕情」の幸太が大好きだった私(#^^#)

 仁美には小学生の息子が二人、お隣さんの有馬っちには小学生のおませな娘が一人。
 このため、子ども目線から差別の問題を考えるという視点が得やすくなり、中学生の娘にとって、物語展開に入り込みやすかったのもよかった。
 
 最終回の展開はちょっと複雑ではある。
 有馬っちの吉田栄作さんがご自身のブログで、最終回の展開に若干疑問が残るとおっしゃってたが・・・・・・・・・・・・うーん、なるほど、確かに、なんとなく複雑な気持になる終わり方ではある。

 大石静脚本という時点で、恋愛が描かれるにあたってシンプルラブラブハッピーエンドでない可能性を考慮しとかなきゃいけないかなあという覚悟は事前にはあったりはしたけれど。

 いい人がいっぱいで幸せになれるドラマだったので、シンプルラブラブハッピーエンドでもいいじゃないか、とも思う。
 でも、そこまでやってしまうと逆に、差別されている人、差別されてきた人の苦しさを描くというドラマにおけるリアリティが完全になくなってしまうから、これはこれで良かったのかな。

 お隣さんでもあり、仕事での接触も多く、関係は完全に閉ざされたわけではない。
 思春期の女の子が、二人が結婚するのはちょっと嫌だなあと感じてしまうという気持もなんかリアルだし。ちょっと、であって、絶対イヤ、っていうんじゃない。
 だから、言葉ではいったんは関係をとぎらせたことになっている二人だって、子どもが成人したらまた思いはかわるかもしれないし。子どもはいつかは親離れしちゃうんだし。
 そういう意味で、希望は残しているとは思うし、思いたいけれど、私は。

 しかし、シンプルラブラブハッピーエンドになると思いこんで見てた娘は大激怒(笑)
 ラストまで10分というあたりで私が
「これは覚悟しなさいよーーーーー」
と予告したら、暴れ始めた(笑)

 あのパパさん、生真面目で不器用で奥手っぽいから、そう簡単に他の女の人に乗りかえちゃうなんてことにはならんような気がするけどね^^; 
 仁美のことを最初からきっちり女性として見ていたし、仁美の気持をものすごく尊重する対応してるし。

 というわけで、私は、あの二人は、子どもが成人して仁美の戸籍が男から女にかわった後、また関係に変化が生じてくるに違いないと信じている(*^^*)子離れする時の親の寂しさって、男と女としての関係をかえるにはいいきっかけだし(^^)

| | コメント (0)

2009年9月22日 (火)

アラフォー再放送終わっちゃった

 リアルタイムで話題のドラマを見ることが少ない我が家。
 なので「Around40 注文の多いオンナたち」もなんとなく見逃していて、今月の再放送ではじめてチェックしたのだけど。

(関係ないけれど、昼にドラマが集中的に再放送されるというのは、結構ありがたいものですね。毎日チェックできるし、夜は他に見たいものが沢山あって録画が重なるからドラマ見るのが面倒だし。お昼時間は録画したいものの重複が少ないので、ドラマ再放送は大変ありがたい。
 テレビ局にお金がなくなってトーク番組等を制作できなくなってきたから再放送タイムに切り替えたという事情らしいけれど、話題の事件を短絡的に決めつけて悦に入るトーク番組が大嫌いな私にとって民放の昼のバラエティって番組欄を見る時にとばすあたりだったから・・・・・・今は番組チェックが大変だけど、再放送でいろんなドラマに出会えるのが嬉しい。)

 というわけで、はじめて見たアラフォー。
 予備知識は、天海祐希主演ということと、アラフォーという言葉をヒットさせたということだけ。
 でも、天海ドラマって要チェックだよなあ、と感じる今日この頃。なにせ、「離婚弁護士」のpartIが大好きだった。ゆりちゃん(私は宝塚ファンなので、天海祐希をゆりちゃんと呼びます^^; 「好きな宝塚男役さんの一人」くらいで、「ファン」だったというほどではなかったんだけど。『PUCK』のボビーが一番好きだったな。ぴょこぴょこ動くロバの耳と共にぴょこぴょこ動く表情の可愛さは十年以上たっても忘れられない!!!!)がかっこよくて可愛かったーーーーー☆ 

 再放送ではじめて見た「離婚弁護士」が面白かったので見てみた「トップキャスター」は、お話自体は全然面白くなかったんだけど^^; ゆりちゃんはやっぱりかっこよく、そして、谷原章介との並びがビジュアル的に好みだった。ゆりちゃんみたいなハンサムウーマンの横に男を並べるのって、大変なんだな、ものすごく男を選ぶんだなあ、と思ったりした^^; 

 話題だった「女王の教室」「BOSS」も時間帯が未だに見てないのだけど、アラフォー再放送は第一回からチェックができてラッキー。

 で、男との並びをまず気にしてみたら。
 藤木直人くんとの並びがかわいいっ☆☆☆☆☆
 うんうん、笑いのツボがぴったりだというのは、オトコとオンナには大事なことよねっ!!!!!!!!!!
 男なんて並ばなくても十分幸せでかっこよくて焦る必要どこにもないじゃん!と見ていて思ってしまうヒロインなんだけど、そんなヒロインにもこんなふうに並びが合っちゃう男っているものなのねえ(感心)
 「私の幸せは私が決める!」と言い切れる出来るオンナの彼女に本当に共感して見ることがアラフォー女性がどれだけいるものなのかはよくわかんないけれど。爽快感と幸福感はたっぷりもらえる。

 お話は、年収も結構いいけどオトコ運がいまみっつくらいのまま40近くになってちょっと焦ってる独身精神科医、子どもを私立中に入れて時間をもてあまし気味になった専業主婦、雑誌社で働くクラブの後輩の三人のヒロインが軸。

 35歳のライターの大塚寧々が可愛い。大塚寧々って今まで好きだって思ったことなかったんだけど、この役の彼女はすごく好きだなあ。ヒロインが強くてかっこよすぎるだけに、結構リアルな女性状況を描かれていて共感しやすい二人の準ヒロインがいたのは、よかった。さほど高年収というわけでもないけれど、やりがいがほしくてそれなりにプライドも高くて、けれども自分より若い子に狙っていた編集長の座をとられて、プライドを賭けた一発逆転セレブ結婚をしちゃう馬鹿な女の子。その健気で懸命な馬鹿さっぷりが可愛くてリアルで・・・・・・・・。
 竹内まりやの歌う主題歌がすごくよくて、歌が流れる時のアニメとミックスされた映像がこれまたよくできているんだけど。
 懸命に軽快にスキップしているつもりが、よく見てみると、単なる歯車の中でぐるぐるまわっているだけ、という彼女。その彼女を見つめる筒井道隆くんの役が、ゴーイングマイウェイのように見えるけれど人の話をよく聞けて、ぶっきらぼうに見えるけれどあったかくて。いい男だったなあ☆ 
 
 ヒロインのお父さんのパートナーさんを演じているのが加賀まりこってのもいいキャスティング。彼女も、年齢重ねているけれど、今でもかっこよくて綺麗で素敵な人だわ。

 最後は皆がそれなりの形で幸せ。こんな幸せ、現実にはありえないよなあ、と思わないでもないけれど、ドラマだからこそもらえる幸福感だった。

| | コメント (0)

2009年8月30日 (日)

8月視聴ドラマ

「ママは昔パパだった」

 8/23(日)から全6回で始まったWOWOWドラマ。
 WOWOW独自制作ドラマは結構独特で面白いものが多いので、出演者が好みだと結構見たりする。今回は、主演が戸田恵子だし、吉田栄作や伊藤四朗も好きだし(*^_^*)

 なんとなく見始めたら、ちょうど娘の勉強休憩時間と重なったので一緒に見てたのだけど、思春期娘と一緒に見るというのは結構正解だったかも。そして、このドラマ、結構あたりかも。大石静のドラマって、基本的に根暗な彼女の性格が反映されて当たり外れが激しいのだけど、今回、主役に戸田恵子をすえているというのは、ものすごく良いバランスになっているんだろうな。

 自分が身近に接したことのない病気やそれに対する差別に対して、もしも自分が身近に接する機会が出来たら自分はどうふるまうべきか。中1娘が考えるにはふさわしいテーマだな。
 登場人物には、隣家に住む小5の女の子なんかもいて、想像もしたこともなかった事態に、好奇心と深い関心を抱く。差別というものはいけないと思いつつも、想像もしたこともなかった事態にとまどう彼女の父は、あまり、二人兄弟とそのことは話題にするなと注意する。そして娘に「なんで?」と反駁される。そのリアルさに絶句する。我が家だったらどうするだろう・・・・・・・・・・・・。
 

「救命病棟24時」

 なんとなく見始める。
 多分、今クール、これは見続けるかなとは思う。
 世間の話題に興味がない夫に、関心を抱き続けられるテーマのドラマを見せておくという意義もあるし(苦笑)
 今までのシリーズに比べると、役者がしょぼい気がしないでもないんだけど、救命医療を今後どう機能させていくかというテーマに、敵役ボジションのユースケ・サンタマリアの役がどう決着をつけるのか甘く終わってしまうのか。このシリーズのポイントはそのあたりかな(笑)


「官僚たちの夏」

 原作よりもドラマの方が数倍面白いと思うのは、私が好きな役者さんがいっぱい出てるせいでしょう。
 佐藤浩市は、正義感みたいな役どころよりも屈折をかかえた男の時に一番輝くとは思うけれどね。


「陽炎の辻3」放映が終わってしまった。

 本当は、8/7(金)のハイビジョン放送で最終回を見る予定だったのだけど、豪雨にやられ最初の10分ほどアウト。デジタル放送なんて大っきらいだーーーー。土曜日の地上波で見おさめ。我が家の総合テレビはしばしば白黒映像だけど(笑)

 おこんとの関係にしても、奈緒との関係にしても、これはまとめに入ったなという感じがありありで、シリーズとしては4以降はもうないんだなと覚悟を決めなきゃいけないつくりになってきていた3。
 今後、磐音さまがテレビに再登場するとしても、きっと、シリーズではなく単発スペシャルという形なんでしょうねえ(:_;)

(ネタバレは書かないつもりではいるけれど、一応注意はしておきますね!ここを読んでるはずのGさんは、録画で後から見てるはずだし)

 熱中して見てはいたけれど、実は、ストーリー物としてよりはキャラ物として楽しんでいた。特に、「2」以降は。
 だから好きだったポイントもあれば、いまひとつに思えたポイントもいろいろ。

 一番の問題点は、おこんと奈緒の女としての育ちや格の違いみたいなのが見えづらかったことかなあ。おこんはチャキチャキの江戸っ子娘で問題はなかったと思うんだけど、奈緒はどうだったんだろう。誰から見てもおこんよりも女として格が上というか美人というか上品というか、そういう女優さんが哀しさを醸し出しながら演じる役だったんじゃないかなあと感じてしまうので、奈緒と磐音さまの悲恋話にいまひとつ入り込めなかった。本来の私の嗜好は、振り返ればそこにいる人との関係よりも、遠く離れてもいつまでも想い合える哀しい男女の関係なので、うーん、この点が実に物足りない。おこんちゃんは少年漫画のヒロイン、奈緒さまは大河少女漫画のお姫様ヒロインといった趣きの関係に思えた。
 とか言いつつ、原作未読のまんまですが^^;

 品川柳次郎の川村陽介くんは、はじめて見た時はあまりにもラディッシュに見えてくらくらしたんだけど、シリーズを通じて見ているうちに、その大根喋りにあったかい味が見えてきたような気がするので、結局気に入っている(笑)

 そして、磐音さまの山本くん。
 ミュージカル「レ・ミゼラブル」の年寄りファンは、初代ガブローシュだった山本耕史くんにはそれなりに思い入れが深い。
 子役で良かった子で大人になってからも魅力的に活躍できる子はあまり多くはない。

 けれど、山本くんは、大人の男への壁をきっちり乗り越えたように見える。

 ミュージカルファンの私は、彼の出るドラマはあまり見てなくて舞台が中心。
 で、98,99年のRENTのマークに出会うわけです。
 大人になったガブローシュ(:_;) ああこんなに立派になってしまって(:_;)

 その後の舞台、テレビ、全部ではないけれど細々と眺めていたら。
 2004年に「新選組!」の土方が来た。
 あれでブレイクしたのかな?

 2006年にはお正月特別ドラマ「新選組!!土方歳三最期の一日」で主演!
 あのガブローシュがNHKで主演する人になるなんてぇぇぇぇ!

 そして、2007年に「陽炎の辻」主演がきた。

 まさか?と最初は思った。
 実は、彼に主演してほしい、彼にぴったりとおぼしき時代劇があったのだけど、そのドラマの主役は彼ではなかったので、
「彼の芸能界での位置は、NHKドラマで、単発ならともかくシリーズで主役をはれる人というわけではないんだろうな」
と残念に思っていたのだ。
 なのにここできますか、主役が!?

 どうしましょう、土方よりも好きかもしれない。RENTのマークより好きかもしれない。
 彼の立ち回りはあまり好きじゃなくて、剣を持つ時の肘の使い方がどうしても気になったりはするんだけど。
 見せ場の音楽と共に、居眠り剣法が炸裂する毎度の展開が大好きで大好きで大好きで。
 なんてかっこいいのぉぉぉぉと言い続ける毎週(笑)
 そして、一心不乱にご飯を食べる姿が好き。あの姿は、奈緒さまには理解しづらい、おこんだからこそわかる魅力だなあ。

| | コメント (0)

2009年8月10日 (月)

好みじゃないという感情は固定ではないのね(笑)

 問「なんで今頃そんなものを話題にするののか?」
 答「新感線で「五右衛門ロック」の江口を見たら、江口っていいじゃんって思うようになったんだもん≫

 「東京ラブストーリー」の頃はあんまり好きじゃなくて、なんとなく遠ざけていた江口洋介。
 が、「白い巨塔」を見たら、あら結構好きかも☆と思い・・・・・・(一体その間に何年の歳月が?)

 それでも、三谷幸喜の舞台「12人の優しい日本人」で江口を見て、予想以上とも予想以下とも特に思ったわけでもなく。初舞台ならこんな感じなのかなあ、と思ってそれでおしまい^^;

 新感線の舞台チラシでは、江口の名は多分一番知名度のある役者さんの一人であるわりには妙に中途半端な位置にあったので、
「これ、きっと、出番がすごく少ないけれどピンポイントで目立つ類の役なのね。」
とバカにしてなめてかかってすらいた。

 私が悪うございました。
 ものすごくものすごくものすごーーーーーーーーーーく大反省しております。
 「五右衛門ロック」の江口は、ルパン三世の銭形に該当するような、お茶目で生真面目な役どころで、さりげなくギター侍なんぞもやっちゃったりしてる姿が笑えちゃって。これがすごくいい役だったんだよーーー。
 一気に江口を好きになる私(笑)

 といっても、時間にもお金にも限りはあるので、DVD一気借りなんてなかなか出来ないのよ。

 とりあえず、いつだったか「救命病棟24時」第二シリーズの再放送は見た。この時の目当ては松雪泰子だったような記憶があるが。
 そして、第四シリーズ宣伝のために第三シリーズ再放送があったので、録画してチェックをしてみることに。
 第一シリーズは未見。

 かっこいいじゃん、江口。
 なんで今まで私はこれをチェックしていなかったのだ?

 そして。
 松雪泰子が好みの女優さんであることはわかってはいたので彼女がいいのは別に意外でもなんでもなかったのだけど。

 私は松嶋菜々子にはさっぱり興味なかったのだ、実は^^;
 はじめて見た連ドラの「ひまわり」の役が良くなかったんだな。なに、このでかい世間知らずバカ娘!と思ってしまって^^;
 古畑仁三郎ファイナルのラストの犯人役も、最後を飾るにしょぼいという印象だったし。

 ただ、堤真一目当てで見た「やまとなでしこ」の松嶋菜々子は、実はものすごく魅力的だと思ってはいた。が、この役の彼女の良さ・・・・・・・・演技力ゆえといっていいのかよくわかんないのだ(笑)

 で、ようやく見た救命病棟24時の松嶋。
 いいじゃん・・・・・・・・。彼女、ちゃんと、しっかり仕事する女性と見える役が不自然でなくできる人なんだ。

 こんな感じで、苦手だった役者が突然気になったり気にいったりすることがあるから、昔のドラマを突然再放送で見るというのは楽しいものである(笑)

| | コメント (0)

2009年7月26日 (日)

「官僚たちの夏」視聴中

 今クールのドラマの紹介を見て一番興味がわいたのが「官僚たちの夏」だった^^;

 いやあ、なんたって、出演者に佐藤浩市、堺雅人、その他、NHKの硬質なドラマみたいなキャスティング。「新選組!」の芹沢さんと山南さんだわ!と言って盛り上がる私(笑)

 番組公式サイトにのってる佐藤浩市インタビューが熱い。

 昭和30年代にノスタルジーを持つ世代がターゲットなのかな。私はその時代にも、高度経済成長期にもノスタルジーを持つ世代ではないけれど、このドラマは楽しい。理想を持って熱く努力することで、経済を成長させ国を発展させ、それが国民の幸せにつながるんだという信念を露骨に一本気に見せるドラマなんだもの。今の時代にこういうものをやるって、なんだかすごく新鮮(笑)本当に世の中がそんなふうにすすんでいたら、経済発展が成功するか否かは別として、人はなごやかに幸せでいられるのかしらね(爆笑)(←何故、そこで馬鹿笑いになる?^^;)。

 ≪大衆≫は出るが≪市民≫は出ない。
 上に君臨するアメリカは出ても、日本が経済的に密接にかかわっているはずの東南アジアその他の第三世界は蚊帳の外。
 パイを大きくすることこそが国民の幸福には重要であり、パイの分配についての議論は????

 突っ込みどころは満載なんだけど。
 こうした作品の雰囲気、経済成長の時代の雰囲気にノスタルジーと幸福感を感じてしまう21世紀の今ってなんなんだろうねえ・・・・・・。

| | コメント (0)