体調万全ではない娘を連れていくにはちょっと遠いぞ、かつしかシンフォニーヒルズ。東京二十三区西部に位置する我が家にたどり着いたら午後11時を大幅にまわってしまった(^^ゞ
Rカンパニーの「とってもゴースト」を前方下手ブロックにて観劇。
なんだか、見るたびに感動が深まって大好きに大好きになっていくこの作品。
「生きているって素晴らしいことなのよ。」
十何年か前にはじめて観た時よりも、今の方がその言葉が胸に響く。
観劇2度目の娘もこの作品が大好き。すれ違いの可笑しさを笑い、パワフルなダンスを楽しんでいるうちに、いつのまにか感動の渦にひきこまれていく。
観劇後、ガイドがユキやかたまり様に向ける気持について母娘で意見交換しながら帰宅。
(あらすじ)
第一線で活躍するファッションデザイナーの入江ユキ(浜崎真美)は、リハーサルの日、ドライブ中に事故死。自分の死に気づいていないゴーストとなったユキは、リハーサル会場へ。姿も声も誰にも気づいてもらえない。高慢に威圧的にふるまってきたユキの不在を喜ぶスタッフ達が嬉々としてリハーサルをすすめる姿に愕然とする。そこに、天界からのガイド(新木啓介)が登場し、ユキが死んだことを告げる。人生に思い残すことばかりで納得できないユキは、天界にユキを導こうとするガイドのもとから逃げ出す。誰にも気づかれない孤独、つっぱりすぎて人とのつながりをきちんと築いてこなかった人生の空虚さを感じながら夜の街をさまようユキ。そこに現れたのは靴のデザイナーを志望する貧乏学生の服部光司(安中淳也)。午前零時、ユキの独り言に光司が突然反応する。実は、パワーの強いゴーストは、午前零時から三時の霊界タイムの間だけ、人間の目に見える存在となるから。存在を気づいてもらえたという喜びを噛みしめるユキ。ゴーストのユキのわけのわからぬ言動にとまどいつつも、危なっかしい印象の彼女を何故か放っておけない光司。二人の間には次第に恋愛感情が育っていくが、四十九日までには絶対に天界にユキを送り届けなければいけないガイドは彼女を探し続け・・・・・・・・・・・。
(ガイド雑感)
去年は東京芸術劇場で広田勇二さんのガイド、グリーンホール相模大野で佐藤伸行さんのガイドを見て、今年の今回の観劇では新木啓介さんのガイドを見た。
広田さんのガイドは若くて二枚目だったな(笑) ガイドとして動いているけれど、わりと最近まで人間であり青年であったというような生気を最初から感じさせるような存在だった。
佐藤さんのガイドは、人間界でかつて人間であった頃の生気を感じさせない。まとっている空気が違う。明らかに、別世界の空気。口調や物腰が柔らかくコミカルであるにもかかわらず、どこか枯れていて、どこかに生の世界じゃないひんやりとしたものを感じさせる登場だった。
私的には今回の観劇の最大の目玉が、新木さんのガイド。
だって、新木さんといったら、「マドモアゼル・モーツァルト」のサリエリもとても好きだったけど、「アイ・ラブ・坊ちゃん」の赤シャツとか「星の王子さま」の実業屋の印象が強くて。
ちょっと(どころではなく)気取りの入った二枚目さんがはまるという舞台上のイメージが強くて。「とってもゴースト」のガイドのコミカルな姿はもしかするとミスマッチかな、でもミスマッチが意外な面白さになったりするかも?なんか想像がつかなくて、見るのが楽しみだったんですが。
ファッションショーのリハーサルの場面で出てきたガイドさん。
驚愕。いきなりダンディでかっこいい方がいらっしゃるんですがぁぁぁぁ(@_@)
モデルさん達のウォークに囲まれて、なんだか違和感なくその場で一緒に歩けそうなんですが(笑)
非常に端正な物腰でありながら、最初は、あたたかみに欠けたような印象を漂わせる。霊界へのガイドになる前の人間界にいた時代に、女性関係で神様に罰を下されるようなふるまいをしていたんでしょうねえ、彼がなくしている人間時代の記憶にはそうした罪の日々があるんでしょうねえ・・・・・・と、思わず想像。そんなガイドが入江ユキが真摯に生と死を思いながら愛に向かっていく姿に心をうたれて次第に雰囲気にあたたかみを増していく。
生き返らせてほしいというユキの願いを最初は突っぱねつつも受け入れる際の逡巡、その直後にかたまり様が解放された時に彼の迷いも残らず解放されるあたり。
かたまり様がこのシーン、とてもよかったこともあり、爆涙シーンでありました。
(踊りの最中に帽子を落としてたが(^^ゞ)
ダンディなのになにげにバック転を見せて下さったことにも感動(^^)
(かたまり様)
一緒に観劇した娘の今回の一番のお気に入りは、秋本みな子さんのかたまり様。
ダンスがとても綺麗だった!と興奮。
かたまり様が解き放たれるシーンに母娘で今回感動しまくる。
(終演後のロビー)
出演者の方々に見送っていただくロビー。
まっしぐらにガイドさんを探す私。
元来、≪素敵な方のことは柱の影から見つめていたい、それで幸せ≫と思ってしまう内気者だもんで、御姿を確認してそのまま帰ろうかと思ったんだけど、娘に
「中途半端なことはやめなさい!!」
と叱られたので、勇気を出してパンフにサインをいただいてまいりました。
お願いした時にパンフと一緒に渡したペンがピンク色の蛍光ペンだったので、
「ピンクですね」
とちょこっと笑われてしまった。バッグに手を突っ込んだ時に最初に出てきた筆記用具がそれだったもんで(^^ゞ変な観客ですみません
サインいただいた後、にこやかに娘・私の順で握手して下さいました(^^)こんなふうに手を差し出される事態に、普段≪柱の影から≫スタンスのるんせるは、緊張しまくり・・・・・。
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